お遍路の基礎知識

炎の里の2Fでは、四国の札所を水墨画の手法を用いて描いている作品が展示されています。 こちらでは、そんな札所に関係するお遍路について記載したいと思います。四国観光では、お遍路が目的な方も多いでしょう。お遍路に関する基礎知識をご紹介いたしますので、お遍路に挑戦されるという方は、ご一読ください。

お遍路とは

四国遍路の基礎は真言宗の開祖である弘法大師空海が巡った、八十八ヶ所の霊場を巡拝することです。お遍路は目的や巡り方が決められているわけではなく、お遍路さんが自由に八十八ヶ所の霊場を巡拝します。とはいえ、弘法大師空海が巡っている道順は、順打ちと名付けられています。順打ちは四国の霊場を時計回りに巡ります。逆打ちという巡り方もあり、これは順打ちとは逆回りに巡る方法です。その他には、一国参りや区切り打ちなどの巡り方が存在します。 豆知識として、逆打ちは順打ちよりご利益が大きいとされています。その要因が、「お遍路の道しるべが順打ちを基本に設置されていること」や「順打ちをした弘法大師空海に出会いやすい」という点から逆打ちは道が険しく困難であるためです。

お遍路で使用する用語

特にお遍路で重要な用語をまとめてみました。

  • 札所

    巡礼する八十八ヶ所の社寺を指す言葉です。似た用語に「番外札所」という言葉があります。番外札所は、八十八ヶ所で札所以外の弘法大師空海ゆかりの地であったり、社寺であったりを指す言葉です。

  • お大師様

    真言宗の開祖である弘法大師空海を指す言葉です。四国では、現在もお大師様がお遍路しているとされています。

  • 同行二人

    お遍路の際、お遍路さんが持つ笠に書かれている文字です。お遍路は、一人で巡っているのではなく、お大師様と一緒に巡っているという意味が込められています。

  • お遍路さん

    八十八ヶ所の札所を巡る巡礼者を指す言葉です。

お遍路でのマナー

お遍路の道中には、お遍路さんに食べ物や飲み物を提供している場所もあります。これは地元の慣習でお接待といいます。提供されている形は様々で、地元の方々の優しさに触れることができます。お接待は可能な限り受けるようにしましょう。理由としては、お接待に代参の意味があるためです。

お遍路の基礎知識をご紹介いたしました。お遍路では、様々な風景を楽しむことができます。また、四国では工芸や陶芸などの伝統産業も多く、おすすめの観光スポットとなっております。 炎の里では、札所の水墨画や国の伝統産業である砥部焼の製造工程を見ることができます。それだけではなく、砥部のモノづくり体験に挑戦することができます。砥部焼は販売も行っています。旅の思い出になると思いますので、ぜひご利用ください。